鉄工所での作業

鉄工系仕事のユニフォーム・作業着


鉄鋼業、製鉄業、鉄工業など色々ありますが、鉄工系の仕事って具体的にはどんな内容なのでしょうか?また鉄工系仕事のユニフォーム・作業着はどんな機能が求められるのでしょうか。どんな素材を選べばいいのでしょうか。

これから鉄工系の仕事に就きたい!今現在就いている人も必見です。
鉄鋼系仕事のユニフォーム・作業着についてまとめてみました。

鉄工系の仕事内容って?

鉄鋼業って?〜その1〜

その名の通り、製鉄を行い、鉄鋼製品を作る業種のことをいいます。製鉄業ともいいます。

鉄鉱石などの原料を焼き固めるなどの処理をして、製銑(高炉で鉄鉱石から鉄を取り出す工程のこと)し、製鋼(転炉で他の合金元素を混ぜて鋼を粘り強くすること)します。

圧延と言って、溶けた鋼を一定の形に鋳固めて製造したものに力を加えて固める工程を行い、厚板、薄板、型鋼、鋼管などの各種鉄鋼製品が出来上がります。これらの製品は必要に応じて表面加工が施され、出荷されます。
このような一連の作業を一貫して行う製鉄所を銑鋼一貫製鉄所といい、鉄鋼業の中心になっています。

鉄鋼業って?〜その2〜

鉄鋼は土木建築、造船、自動車など多岐に渡って利用される最も重要な金属です。そのため鉄鋼業は巨大な資本と生産設備、多量の原料を必要とする工業であり、一国の経済を左右する重要な基幹産業と言えるでしょう。

原料の乏しい日本ではそのほとんどを輸入に頼っているため、輸送に便利な臨海地域に立地しています。

鉄工業って?

鉄を加工して鉄の機械や器具、部品などを作る仕事です。主に切断、研磨、溶接、プレス、鍛造(たんぞう)を行います。ちなみに鋳造(いぞう)とは金属を溶かして型に流し込む加工法で、鍛造(たんぞう)とは金属を叩いて成型する加工法のことをいいます。鍛造の方が強度が上がります。

鉄工系仕事の作業着に求められる機能☆彡

鉄工系仕事の作業着に求められる機能☆

鉄工系の仕事の作業着に特に求められる機能は、熱や火に強いことです。業務の内容によっては、さらに防炎性に優れた自己消火機能を兼ね備えたものがあればなお安心です。

例え火に触れたとしても炭化するだけで延焼せず、さらに熱で溶けたり縮んだりせず、肌に付着することによって火傷してしまうのを防げるのがベターです。

またしっかり予洗いをしても耐えられるくらい丈夫で、さらに難燃性や制電性の機能が長持ちするものが求められます。

身だしなみにも気を使って。

業務の内容上、酷暑の中での作業が多くなるため、汗をかくことがどうしても多くなります。そこで気になるのが身だしなみです。消臭抗菌機能付きのものを選べば清潔感をより保つことができます。

鉄工系仕事のユニフォームの特徴・生地やデザインなど☆彡

鉄工系仕事のユニフォームの生地☆

化繊や合繊素材に比べて熱や火に強い素材ということで綿100%のものがオススメです。溶接や鉄工などの作業現場に適しています。

また防炎のジャケットやつなぎだけでなく、防炎エプロンや防炎腕カバー、防炎溶接帽などの防炎グッズなどを併用すればさらに安全性が高まります。

鉄工系仕事のユニフォームの洗い方☆

金属を加工したりする工場のユニフォームの悩みで特に多いのが、鉄粉がユニフォームについてしまうことです。

鉄粉は汚れとは違って洗剤では落ちませんし、そのまま洗濯機に入れてしまうと、他の洗濯物に付着して錆シミができてしまいます。できれば洗濯機を2台にして分けて洗いたいところですが、なかなか現実的にはそうもいきませんよね。

まずは掃除機でユニフォームの鉄粉を吸う、もしくはブラシで鉄粉を払ってできるだけ鉄粉を除去してから、予洗いをします。作業着用の洗剤を溶かしたお湯に漬け置き洗いをし、洗剤を洗い流してから洗濯機に入れましょう。

手間がかかりますが、せっかくのおしゃれ着を台無しにしないためにも是非実践してみてくださいね。

まとめ

鉄工系仕事のユニフォーム・作業着についてまとめてみました。
とにかく火や熱に強いことが必要とされますが、機能性だけでなく見た目にもこだわった作業着もありますので、自分に合った作業着を選んでみてくださいね!

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